お客様の消費を促すのは感情。チラシのネタに困ったらレビューをばらまけ!

マーケティング

 チラシ集客を行う際に、次はどんなコンテンツを掲載すればよいのだろう?と、ネタに困ることがありますよね。こんな時にオススメしたいのが、既に商品を購入してくれたお客様の生の声(レビュー)を、チラシにばらまいてみることです。なぜ、お客様のレビューをチラシにばらまくことが、次のお客様を動かすのか?島倉さんが解説してくださいます。

スポンサーリンク

チラシに載せるネタに困ったら「お客様の声をばらまけ」

 今回はチラシ集客で「どんなコンテンツを載せたら良いかわからなくなった時」の対応策をご紹介したいと思います。

 チラシに載せる内容、チラシを継続的に打てば打つほど、何を掲載したら良いのかわからなくなる時ってありますよね。

 結論から言うと、チラシに載せるネタに困った時は、チラシの中にお客様の声をばらまいてみることをお勧めしています。

 なぜ効果があるのか、以下ご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

私達の商品に対するこだわりはお客様にとってはウザったい

 チラシに掲載するコンテンツに迷った時に、私達が陥りやすいワナがあります。

 それは、とかく「商品やお店のこだわり」について、重箱の隅をつつくような内容をチラシに掲載しがちになるということです。

 「開発秘話」「私達のこだわり」「商品の特徴」みたいなものを、10も20も並べて書くようになります。

 でも、特徴だけ書かれても、消費者の側から見たら「だから何?」って感じたり、「売り込み臭凄いな!」としか思えなくって、結局のところはゴミ箱に捨てられるだけのものとなってしまうのがオチだったりします。

 要は、SNSに女子が掲載する「今日の昼ごはん」写真と同じで、「これを見た僕に何のトクがあるの?」って、自己満足でしかないわけです。

 そのこだわりを見たお客様にとって、プラスの情報が何一つないわけです。

 じゃあ、どうしたら良いの?というところなんですけれども、冒頭で紹介したように、ネタに困ったらお客様の声(レビュー)をチラシにばらまいてみることをお勧めします。

 特に、お金をわざわざ使って感動してくれる人の声は、私達にとって非常に大きな財産です。

 というのも、大抵のケースで、私達の持つ商品の価値は、私達が一番熟知しているワケではなく、使っているお客様が一番理解しているもの。

 自分達では考えたこともなかった用途で商品を使い、勝手に感動してくれる人がいるなら、それがお客様にとって商品が持つ真の需要だったりします。

 ですから、普段から商品を使っていただいたお客様の声を、すかさずアンケートとして取る仕組みを作りましょう。

 本当にリアルなお客様の声というのは熱量が大きくて、商品を販売している私達の声とは全く違うものとして、売り込み臭無くチラシを受け取る次のお客様にも必ず伝わります。

 継続的にお客様の声をいただくことができれば、コンテンツの継続性にも大きく貢献するでしょう。

スポンサーリンク

レビューは商品に対する生の感情として次のお客様に響く

 人は理屈では経済行動を起こしません。感情を揺り動かされた時にはじめて財布の紐を緩めます。

 私達が如何に情熱的に自分達の商品について良さを語ったとて、それを購入することで、「楽しくなる」「前よりラクができる」と消費者に“感じて”もらえなければ、私達の商品はいつまで経っても売れません。

 お客様の生の「楽しくなった」「前よりラクができるようになった」という声(感情)が、次のお客様を動かすのです。

 つまり、効果的なチラシは、

  • 私達の商品やサービスに対するこだわり:理屈っぽい
  • お客様の商品やサービスに求めるもの:感情的

 この2つが合致するところで商品の訴求価値を高めているのです。
節約社長
 チラシに載せるネタに困ったら、お客様の声をチラシにばらまくことを試してみてください。

 
マーケティング
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

島倉大輔をフォローする
節約社長