節約 社長
タナカキミアキ
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新規開業するなら万年赤字企業を相手に戦えば案外勝ち残りやすい

新規開業するなら万年赤字企業を相手に戦えば案外勝ち残りやすい
 小資本ビジネスでは「スタートから10年の生存率が1割」と考えられていますが、その10年を黒字で終えた会社は更に強くなり戦うのが大変な相手となります。一方で、10年の節目を赤字で終えた会社は経費削減、節税のこと、つまり内向きなことばかり考えているので、競合しても対して怖くありません。キミアキ先生の解説です。

企業の生存率がスタートから10年で1割は正解

 今日は、新規開業するなら万年赤字企業と競合すれば案外何も怖くない、という話をしようと思います。

 小資本ビジネスといわれている資本金1千万円までの会社さんについてなんですが、 “ スタートから10年 ”に関して言えば、確かに生存は1割くらいだと思っています。

 実際に見ていても、「だいたいそのくらいは、ふるいにかけられるなぁ。」という感じがしています。

 ところが、10年持った会社が更にその後の10年で、つまり20年目まで行くのに、本当にまた9割が廃業して…っていうのがあるのかなぁって考えてみるとどうでしょうかね。

 あるいは20年持った会社が、その後30年目まで行くその10年間にまた9割が廃業していくのかな…と。

 これチョット違うかもしれないぞ?というのがあるのですよ。

10年もった黒字会社は次の10年で更に強くなる

 会社が税務署へ提出している申告の状況を例にとって考えていきましょう。

 日本の会社というのは殆どが中小企業なんですが、一応国税庁の発表によると、そのうちのだいたい3割が黒字決算、そして7割が赤字決算というふうに言われております。

 この3と7で分けるもんだから、ちょっと判断を見誤って、「常に企業生存率が1割!」みたいに考えてしまうのかなぁって思ったんですね。

 といいますのも、私どもは開業からもうすぐ丸16年経つわけなんですけれど、初期のお客様が未だにしっかり生き残っているんですよ。

 その生き残り方っていうのは、最初の10年で9割居なくなって、そしてまた更に10年で9割が居なくなり…ってそういう話じゃないんですね。

 やっぱり10年経ったら、その10年持った時点で、本当に強くなっているわけですよ。

 そう考えると…「あれ?」って思って。

 どこに生き残りの鍵があるのか?と考えると、やっぱり生き残るところって、常に3割の黒字企業の方にいるんです。

 3:7の数字をもう少し細かく分けてみると、2:2:6くらいになります。

 上位2割は万年黒字会社です。もぉ〜儲かっている会社さんです。

 その次の2割は、赤字と黒字の狭間にいる、赤字と黒字を彷徨っている会社。

 それから、下の6割はずっと基本的には赤字みたいなね。赤字モードに入っている会社です。

 こんな感じがリアルなのかなって思っています。

赤字企業は経費削減と節税のことしか考えない

 それで、赤字を続けて行っている社長さん方の考え方って、利益計算の時にも出てくるなぁって思います。

 利益の計算ってとても簡単で、売上から経費を引いてプラスだったのが利益ですね。

 つまり、売上が経費よりも大きい場合は「利益」だし、逆に経費の方が大きかったら「損失」です。

 マイナスの利益ですね、赤字のことです。

節約社長

 利益計算って、これくらい簡単な式で表せるんですが、赤字企業の社長さんたちの思考って、赤字になったときに、どういう行動をするかというと、経費を減らそうというふうにまず考えます。

 そっちの方が簡単なので、経費をガリガリッと削ってしまおうって。

 そして、たまたま受注とかが良くてね、今回は黒字が出ました!ってなると、万年赤字系の社長達はこう考えます。

 「これはマズイ…黒字だと利益が出ちゃって税金がかかってしまうから、経費を増やしてトントンにして利益をゼロにして、税金を払わないようにしよう」と。

 この思考は、万年赤字社長については大体が皆同じです。

赤字になるのは結局お客様が喜んでいない証拠⇒新規参入にうってつけの競合

 では、先程の3と7に分けるのではなくて、2割くらいの万年黒字、黒字モードまっしぐらと、その逆に6割くらいの万年赤字の赤字モードへまっしぐらとがあって、会社が10年持った時点で、万年黒字モードの方に入っている会社は潰れにくいったらありゃしないんですよ。

 もう完全に「経営」というものが分かっているんですね。

 ところが、たとえ10年持ちこたえたとしても、10年の時点でもう赤字モードに入ってしまったとなれば、「自分のところも昔は黒字だったんだけれど、今はもう完全赤字モードなんだよね…。」っていう会社は、やっぱり次の10年の生存率っていうのは結構きついんですよね。

 ランチェスターの弱者の戦略を考えた時に、弱者は常に弱い者いじめで生きていくしかない。

 つまり「強い企業とは戦わない」という大原則があります。

 万年黒字企業と事業の業種がかぶったり、地域がかぶったりして戦って勝てるのかって話です。

 それは、まず無理です!

 もう完全に経営が分かっている人たちと戦っても、まず絶対勝ち目なんて無いんですよ。

 ですから、これから起業・開業をしようという人たちは、「3割⇒黒字 / 7割⇒赤字」この数字を見てどう思ったかですね。

 これ…チョット待てよ…意外と先輩たち弱いぞ…って思ったら、どんどん起業してしまえば良いんです。

 みんな一生懸命頑張っているんです。一生懸命頑張っているんだけれども赤字決算しか出せない。

 どうして赤字決算になるのか?っていうのは、ハッキリ言ってしまえば、結局はお客様に喜んでいただいてないんです。

 もっと言えば、本当にお客様のことをしっかり考えて経営をしているのか?って話です。

万年赤字企業を競合にお客様に喜ばれるビジネスをやれば生き残りやすい

 もう1度話を戻しますよ?

 赤字会社の社長の思考というのはどこを向いているのかってことです。

 「赤字になったら経費を減らそう、黒字になったら経費を増やそう。」この思考って、別にお客様のためではないんですよ。

 ただ単に、自分の会社の内側しか見えていない。

 こういう思考で動いているんだなぁ、ということが分かると思うんです。

 ですからこれから企業を開業する人たちっていうのは、ランチェスターの弱者の戦略に基づくと、万年黒字企業とは絶対に戦わない。

 つまり住み分けをしっかりしておく。

 そのかわり、万年赤字企業とは戦っても勝てる可能性があるんじゃないかってしっかり見定めましょう。

 そのくらい、きちんとお客様に対して、しっかりとサポートをしていって、お客様が本当に喜んでくれるような商品・サービスを提供していって、しっかりと1件1件取引先を増やしていけば、意外と生き残れるんじゃないかなぁと思います。


 

2017年4月24日

税務署 赤字企業 黒字企業 企業生存率 経営 経費 節税

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