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休眠会社の売買は素人一切手出し無用、行けばわかるさ修羅の道

休眠会社の売買は素人一切手出し無用、行けばわかるさ修羅の道
 新しい会社を作るのが面倒くさいから、休眠会社を買うという選択肢を検討されたことはありませんか?休眠会社の売買は実際のところ、どのような目的でこれまで行われてきたのか、そのリスクと共に説明します。トータルで見た時に、果たして休眠会社の売買にメリットはあるのでしょうか?

休眠会社がポコポコと世の中に生まれる理由

 休眠会社を買おうかどうか迷ってらっしゃる方って結構いると思うんですが、「休眠会社の売買ってどうよ?」というお話を現場目線でお話しようと思います。

 最低資本金制度が撤廃される前までは、株式会社が1千万円、有限会社が300万円だったので、その最低資本金が用意できなくて、仕方なく休眠会社等を買ってケースが多々ありました。

 ところが最低資本金制度が撤廃されて、休眠会社を買う意味っていうのがだんだん無くなってきた、というのが現時点です。

 これを前提に話を進めていきますね。

 休眠会社っていうのは、要するに実態の無い眠らせている会社のことで、世の中に結構存在しています。

 なぜ多くの休眠会社が存在するかというと、色々会社を始めてみたりすると、別会社を作っちゃったりしちゃうもんです。

 でも、別会社を作ったはいいけれど、1年位で要らなくなっちゃったりして、「眠らせておくか〜」みたいな感じで放っぽっちゃう。

 そういう会社って結構あるもので、それが売買に出されるんですね。

 今は都市銀行の銀行口座を開くのが新規の事業者だと大変ですから、都市銀行口座付きという形で売り出されています。

 けれども、ちゃんとした形で会社を設立すれば、都市銀行の銀行口座は普通に持てますから、わざわざ休眠会社を買う必要なんて、実のところありません。

 ちゃんとした会社の創り方さえすれば、イレギュラーな手を使う必要がないわけです。

過去に流行った「休眠会社を利用する」節税対策

 休眠会社を買う目的の一つとして、以前は累積赤字の大きな会社を買って節税するという人が結構いました。

 赤字会社を買って、黒字部分を赤字会社に移してっていう、昔はこれで節税をしていた人たちが存在したのは確かです。

 ただし、8年位前ですかね?

 結構大きな金額…確か20億くらいやってしまった人がいて、捕まっちゃったんです。明らかにやり過ぎたんです(笑)

 ですから、最近だとこの手の節税対策は、お金を支払えば許されるものではなくなって、すぐに「実刑」をくらうことになっています。

 累積赤字の大きい会社を買って自分の会社の黒字を付け替えれば良いなんて安易な発想はね、今は使わないですね。

 昔はやり方が有って出来なかったことは無いんですが、今はやりにくくなっています。

休眠会社の売買で怖いのは隠れ借金の存在発覚

 それから休眠会社を買う時って凄いリスクがありまして、1番怖いのが隠れ借金なんですね。

 表に出ていない、情報に載っていない借金が出てきたことも過去にはあります。

 私の経験だと、銀行借入金を踏み倒していた事例なんかでは、4千万円の借金が出てきたこともありました。

 会社の情報には全く載っていなくて、借金が無い会社だと思っていたら、実は銀行の借入金を昔踏み倒していたっていう事例です。

 あとは、社会保険を滞納していたりする、税金滞納状態の休眠会社も多いです。

 金が無くなって、潰れそうになってるんですから。まぁ実際潰れているようなものです。

 こういう実状を見ていくと、休眠会社を安易に買うのはオバカっちょのやることだってわかりますよね。

帳簿も決算もあって納税も済ませているなら検討の余地あり

 じゃあ、本当に休眠会社って使いようが無いのかというと、完全に無いわけではありません。

 休眠会社にも色々と種類がありまして、やっぱり出物が少ないのは資本金1千万円を超える会社です。

 昔の会社だと株式会社で資本金1千万円という会社が多くて、この額を超えてくる出物はかなり数が少ないです。

 少ないですから、資本金が一応は登記簿上は5千万円ある、というような会社が安く売り出されていたら、ハッタリのために買うのを検討してもいいのかなぁぁ〜…??ぐらいですね。

 それから決算書と帳簿がついているのか、いないのかということで、随分と信用度が変わります。

 帳簿も全部ついている、決算書も全部ついている、そして納税も全部済ませている。

 そういう良い会社だったら、売るには売れるかもしれないです。

 決算書がついているだけで”不思議”な扱いになりまして、普通に売買されている会社って決算書も何も無いんですよ。

 ハッキリ言えば、何にも分からない状態でタダでやり取りするようなことも有るんです。

 ですから、決算書がついているだけでもすごい会社です。

免許持ち、特に宅建業の免許持ち会社も検討の余地あり

 それから免許持ちの休眠会社というのも、一定のニーズがありまして、特に建設業や宅建業に関しては、人気が高まりやすい傾向があります。

 ただし、建設業の免許って、実はあんまり免許を取るのにお金がかからなくて、たしか印紙代が9万円くらいで、行政書士の手数料を払っても20万円もあれば取れます。

 逆に、宅建業の免許を取っている休眠会社は値が高くなりやすいです。

 宅建は免許取るだけでも最低で230万円はかかりますから。

 そうすると、行政書士に頼んで宅建業をとると、だいたい250万円くらいかかるわけです。

 皆さんが気にされるのは免許番号ですね。

 例えば古い免許番号で、宅建業の場合は前のカッコ書きが有りまして、カッコ書きは1から始まって5年毎に変わっていって加算されていくんですけれども、私もお客様を見ていて古い宅建業番号が売りに出されるのだったら、その会社を250万円ですぐ買います。

 なぜかと言ったら、それは私のお客様の会社なので、全部帳簿はついているし、要するに全然大丈夫な会社だって分かっているからです。

 250万円ならすぐ買います!

買うなら知古の会計事務所経由で。でも…やっぱり自分で会社作ったほうが得。

 こんな感じで休眠会社を見ていくわけですが、やはり出物としては会計事務所からの案件が私は信用できると思います。

 それは会計事務所が全部知っているからなんです。

 あの社長は悪い社長じゃあ無いとか、そういう事も含めて全部知っている上でお勧めしてきますから。

 ですから、もし皆さんが休眠会社みたいなものを買おうとするのであれば、できるだけ会計事務所から出ている物を買うようにしてはいかがでしょうか。

 ただ、私の本心としては休眠会社みたいなものは買うべきでは無くて、実際にご自分で会社を創った方が良いと、本心ではそう思っています。


 


※本稿は2013年11月19日撮影の動画を元に文字起こしされたものであり、税金面のコメントにつきましては、当時の状況に基づいた解釈であることをご了承ください。

2016年10月13日

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