節約 社長
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大手出身でも中小企業で使える有能な人材を採用で見分けるコツ

大手出身でも中小企業で使える有能な人材を採用で見分けるコツ
 人材採用に悩む中小企業を運営する貴方のもとに、大手企業出身のAさんが面接に来ました。経歴は申し分なく、実績も輝かしいものばかりです。鶴の一声で彼を入社させたは良いものの…全然使えねー!!と数カ月後に貴方は言い始めます。大手企業と中小企業では「使える有能な人材」の定義が全く異なることを踏まえた採用活動が必要です。

大手企業も中小企業も人材不足に悩むご時世

 「なかなかいい人が採れない・・・」というのは多くの中小企業に共通する悩みです。

 単純に頭数が足りない、というのもあるとは思いますが、多くの社長さんがイメージしている「いい人」というのは、なかなか中小企業の転職マーケットにはいないのです。

 一方で、大企業でも深刻な人不足がおきています。特に事業を推進していくリーダークラスの人材が不足しているようですが、こちらもなかなか転職マーケットで見つけるのが難しくなってきているようです。

 私自身は、大企業も中小企業もどちらも経験したことがあります。

 その上で自分自身を中小企業向きの人材と結論づけて、現在は中小企業をメインとしながら半分フリーランスのような働き方をしています。

 その経験も踏まえて、大企業で使える人、中小企業で使える人の特徴を少し整理してみました。

 それぞれに求められるものが違うので、いいか悪いかではなく、どちらかというと合うか合わないかの問題です。その点を間違えないように人材をきちんと見極めましょう。

大企業で「有能な人材」と見なされる人とは?

 大企業は組織図がきちんと存在し、それぞれの部署にきちんとした役割や権限が定義されています。

 何かを進めようとしたときには、この役割や権限をしっかりと認識した上で、話をきちんと通しておく必要があります。

 いわゆる「根回し」というやつですが、大企業で成果を出すためには、これが非常に大事なスキルなのです。

 それぞれの部署にはそれぞれの存在意義があり、またそれぞれの立場というものがありまして、これを無視して何かを進めることは殆ど不可能です。

 企画力があるとか、知識があるとか、そういうことだけでは何も進まないのが大企業の中の世界です。これは日本企業でも外資系企業でもあまり変わりません。まぁ日本企業にはよく分からない根回しが必要なことも多いですが・・・

 とにかく、組織の中でのうまく立ち回ることができる人こそが「有能な人材」なのです。

 斬新な企画で世間をアッと言わせる、誰も見たことがない製品を大ヒットさせる、という華々しいサクセスストーリーの前にも、大企業ではそれを実行するために、必ず組織内での根回しがあるのです。

 中小企業から大企業に転職して一番ぶつかる壁がここです。たった1人でグイグイ物事を前に進めようとしても、ほとんどの場合うまくいかないですし、成果も出ません。

中小企業で「有能な人材」と見なされる人とは?

 中小企業にも組織図はあると思いますが、あまり組織で何かをするという感じではありません。組織ではなく個々の力で成果を出していくのが中小企業で仕事の仕方です。

 根回しをする必要もないし、とにかくドンドンと前に進めることが推奨されます。

 何かをやる度に「●●をやろうと思うんですが・・・」などといちいち許可を取ろうとしていると、「そんなこと自分で判断してください」と言われるのがオチです。

 逆に言えば、自分から仕事を見つけて、ガシガシ前に進めて行くことができない人材には結構キツイ環境だと言えます。誰かから今期のミッションを与えられることはありませんし、定期的に進捗の確認をされることもないでしょう。

 自分が仕事を進めていく上で必要な資源(人材を含む)は自ら調達することが推奨されます。

 更に社内の人員も限られていますので、外部のネットワークを使って情報を収集し、やるべきことを洗い出し、ありとあらゆる手段を使って結果を出すことが求められます。

 色々なものがお膳立てされている大企業とは環境がまったく違います。

 自ら考え、自ら動く人材でなければ中小企業では「有能な人材」として活躍することはできないでしょう。

採用時に大手出身の人材で中小企業でも使える有能な人材を見分けるコツ

 「あの企業でバリバリ活躍していたという人を採っただけど、いまいちで、結局辞めてもらいました」という話を、中小企業の社長さん達からよく聞きますが、それは結局その人が、「大企業と中小企業における仕事の仕方の違い」を理解していなかったということになります。

 繰り返しになりますが、これはいいか悪いかよりも、合うか合わないかの問題です。大企業でも中小企業でも活躍できる人がまれにいますが、ほとんどの人はどちらか一方でしょう。

 大企業で活躍していた人の職務経歴書には、非常に華々しいプロジェクトの成功事例が並んでいることも多いことでしょう。

 しかし、表面上の華々しさに目を奪われるのではなく、「どのようにしてそのプロジェクトを成功に導いたのか。あなたはどういう働きをしたのか」をしっかり聞くようにしましょう。どのようにその成果を出したのか、ということが非常に重要です。

 大企業の中にいても、自ら考え動くことが出来る人はいます。

 逆にそういうタイプの人にとっては、組織の中での根回しなど面倒だと思っていることも少なくありません。

 このタイプの人にとって重要なのは仕事のやり甲斐であり、自分のやりたいようにやることができることです。

 給料は大企業よりもダウンしたとしても、「やり方はあなたに全部お任せします」という口説き文句が効果的な場合が多いでしょう。

 中小企業には中小企業なりのいい面があります。

 求められる人材の資質が大手と中小で全く違うことを理解し、人材採用時のミスマッチが少しでも無くなることを心から願っています。

Photo via VisualHunt.com

2016年8月26日

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