WEB制作会社はどうやって選ぶ?7つの選び方と注意点

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いよいよホームページを持つことを貴方は決心します。ところが世の中には、星の数ほどホームページ制作会社があります。どの会社を選べば良いかもわかりません。

そこで本稿では、ウェブ制作会社の選び方のうち代表的な7つの方法と、それぞれの選び方における注意点をご紹介いたします。

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ホームページを作る時の悩みはWEB制作会社の選び方

長らくホームページを持っていなかった貴方の会社が、ついにホームページを制作することになりました。

ところが世の中には、星の数ほどホームページを作成する会社があります。どの会社を選べば良いかもわかりません。

どうせ一緒にホームページを作るなら、良い会社と取引したいものです。

こんな時、私達はどうやってウェブ制作会社を見つければ良いのでしょうか?

本稿では、ウェブ制作会社を選ぶ7つの方法と、それぞれの選び方における注意点をご紹介したいと思います。

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ウェブ制作会社を選ぶ7つの方法とそれぞれの注意点

1)知人・友人から良い制作者がいるかを聞いてみる

やはり、信頼できる知人や友人から紹介してもらうのが安心と考える方は多いでしょう。

彼らが既に実績を作っている場合はなおさらです。

ただし、「知人や友人にとって良い制作者が自分にとっても良いとは限らない。」という注意点があります。

実力があったとしても、それはその当時のことで、現在では優秀な担当者が退社している可能性がありますし、退社していなくても忙しくて契約後期待するサポートを受けられないこともあります。

以前は実力があったとしても、現在では技術やデザインの進歩に追いついていない会社があることにも注意すべきです。

2)検索エンジンで検索して探す

「ホームページ制作 (地域名)」で検索、「Webデザイン (地域名)」で検索、「コーディング屋」で検索という探し方をされる方もいらっしゃることでしょう。

グーグルやヤフーで、上記のようなキーワードを検索すれば、Web制作会社がたくさん出てきます。

この選び方の注意点は、上位表示しているからといって、そのウェブ制作会社が実力のある制作者だということにはならない場合があることです。

悪質なWEB制作者が、SEOの力だけで上位表示をして、クラアイアントを喰い物にしているところもありますし、検索結果の一番上に表示される広告はお金があれば誰でも買えるので注意が必要です。

特に目立っているところは、高額な広告費を払えるほどクライアントから料金をとっているところもあるので、気をつけなくてはなりません。

対策方法は「(制作会社名)+評判」で検索してみることです。

悪口がたくさん出てきた場合は、下記の3点を確認してみましょう。

  1. 悪口に根拠がありそうか?
  2. 退社した社員らしき者が腹いせで悪口を言いふらしているか?
  3. 同業者の誹謗中傷ではないか?

悪口が何件か書かれていても、反対に良いことを書いているものがいくつか見つかったら、トータルでバランス感覚をもって判断すれば良いのです。

悪口が多いところは、消費者に支持されているので、同業者に憎まれている可能性もあります。

また、検索結果に1件も評判が載っていないところは、あまり人気が無いか、新しくて実績がないところの可能性が高いでしょう。

3)一括見積サイトで探す

個々のウェブ制作会社と、一件一件話をしていたのでは間に合わない場合や、効率的に価格を比較したい場合は、ホームページの一括見積もりサイトで、ウェブ制作会社を探される場合もあるでしょう。

この場合にも、注意点は存在します。

一括見積サイトの運営会社も、もちろんビジネスとしてウェブ制作会社と付き合っています。

一括見積もりサイト側は、通常問い合わせ1件いくらという成果報酬を発生させることで収益を立てています。

つまり、一括見積もりサイトには、高額な広告費を払えるウェブ制作会社ばかりが掲載され、地味で良心的な制作者が掲載されていないことが多いものです。

ランキングの発表があっても、根拠が無いランキングがほとんどなので気をつけましょう。

というのも、より高い掲載料金を出したところが上位にランキングされるなど、普通では考えられないことがウェブの世界ではまかり通っているからです。

4)ホームページ制作マッチングサイトで探す

ホームページ制作マッチングサイトが存在します。これらのサイトでは、実績作りのための良心的な料金でサービスを提供する会社が見つかることがあります。

ただし、良心的な価格が成り立つのは、コミュニケーションコストを下げることや、ある程度は発注側にウェブの知識が求められる場合が多いことに注意しておく必要があります。

5)クラウドソーシングでWebデザイナーを探す

近年、ウェブ制作においても、アウトソーシング手段の主流となったのが、クラウドソーシングです。

代表的なサービスは、ランサーズやクラウドワークスです。

クラウドソーシングでウェブ制作会社を選ぶ際のの注意点は、料金の安さだけで決めないことです。

作品実績を見せてもらうようリクエストする必要がありますし、一件も作品実績を見せてくれないWebデザイナーはリスクが高いので避けるべきでしょう。

6)地元の商工会議所、商工会などに紹介を依頼する

商工会議所や商工会からウェブ制作会社を斡旋してもらう場合もあります。

紹介された先が、地元でウェブ制作会社をやっているならば、会ってじっくりと話をしながら制作に取り組めるメリットがあります。

全ての会社がそうとは言いませんが、ウェブ業界にも、やはり東京と地方における情報格差が存在することは確かです。

東京や海外における、リアルな技術的な進歩に追いついていないウェブ制作会社との契約には、注意が必要です。

7)コンサルタントや税理士、弁護士等に紹介を依頼する

コンサルタントや税理士、弁護士の方は、幅広い業種業態の会社とお付き合いされていますから、顧問である貴方の会社への付帯サービスとして、ウェブ制作会社を紹介してくれる場合があるでしょう。

しかし、彼らが必ずしも優秀な制作者を紹介してくれるということはありません。

単にその事務所の他のクライアントのために、紹介することもあるので注意する必要があるでしょう。

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良いウェブ制作会社か否かを判断するための6つの質問

結局のところ、どのような方法ででホームページを作ってもらうウェブ制作会社を見つけ出したとしても、最終的には自社の担当者もしくは、経営者である貴方に、ウェブ知識の習得やウェブ上におけるマーケティングの実践が求められます。

しかし、最初の入り口となるウェブ制作会社選びで、多くの会社が陥る「ホームページなんて意味が無い」「作るだけ損」という状態だけは避けていただきたいです。

最後になりますが、どのようなウェブ制作会社の選び方であったとしても、ファーストコンタクトを取った時に、その会社が信頼しうる会社であるか否かを判断する、共通のチェック項目をお伝えしたいと思います。

  1. ホームページを作るビジネス上の目的を伝えた時に、ある程度それを理解してくれたか?
  2. サイトのデザインだけではなく、ビジネス上の目的の実現をサポートしたいという熱意が感じられるか?
  3. 成功事例を教えてもらえるか?(実際のサイトを見せてもらう。サイトに掲載出来なくてもミーティング時に直接見せてくれることがある)
  4. 制作の流れを書面で教えてくれたか?
  5. サイト完成までの流れを書面で教えてくれたか?
  6. 契約したら契約書を迅速に送ってくれるそうか?

どのような選び方であっても、これらの項目を最低限満たしていれば、そのウェブ制作会社は貴方のパートナーに成りうる可能性を持っているでしょう。

ぜひ良いホームページの制作を通じて、御社のビジネスが発展することを祈っております。

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鈴木将司

一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木 将司
MASASHI SUZUKI

1968年 東京生まれ

ヤフー・Google・Bing等検索エンジンでの上位表示対策とネット集客に成功するために全国の企業様、個人様が結集する一般社団法人 全日本SEO協会(2007年6月設立)の代表です。会員様のアクセスアップの為、奮闘の日々です。

最終学歴
オハイオ州立アクロン大学経営学部マーケティング学科、クイーンズランド州立大学教育学部卒業
経歴
オーストラリア クイーンズランド教員、現地法人Digital Land社を経て、現職。
1996年よりウェブ製作に携わる。企画・製作した日米豪のホームページは多数。

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節約社長