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なんでイギリスのEUの離脱ってヤバイの?今こそ節約の精神を

なんでイギリスのEUの離脱ってヤバイの?今こそ節約の精神を
 イギリスのEU離脱が確実な状況となりました。国民投票でイギリスのEU離脱が確実になると、日経平均株価も、14時24分には14,876円の1,370円安まで突っ込んで、サーキットブレーカー発動へ。わかりにくい言葉や数字を使わず、簡単な言葉で株を売る人がどんなことを考えているか、解説してみます。

イギリスのEU離脱で世界マーケットは阿鼻叫喚

 イギリスのEU離脱が、確実な状況となりました。

 深刻な失業状態から自国民も守らずに、税金を使って移民受け入れとは何事だと。EUに難民受け入れを拒否しちゃいけない法律があるなら、EUなんか出ていこうぜと。

 そういう意見が強いわけです。

 国民投票でイギリスのEU離脱が確実になると、日経平均株価も、14時24分には14,876円の1,370円安まで突っ込み、昼過ぎには日経平均先物でサーキットブレーカー発動という事態も。

 イギリスのユーロ離脱は、なぜこれほど大きな影響を世界のマーケットに及ぼしているのでしょうか?

 わかりにくい言葉や数字を使わずに簡単な言葉で、株を売る人がどんなことを考えているか解説してみます。

イギリスのEU離脱はなんでそんなにヤバイの?

1)イギリスのユーロ離脱が他国の離脱を挑発する

 イギリスはドイツと並んでEUの経済大国です。特に金融面でロンドンシティは、ユーロというバックを背景に伸長し続けてきました。

 世界的な金融市場は、ニューヨーク、ロンドン、上海・シンガポールの3極によって支えられています。

 このうちの一つであるロンドンがEUから離脱しなければならない場合、ロンドン市場からはリスクを嫌った資金が一気に抜けます。

 その場合、ポンドから逃げた資金は、スイスフランや円などの安全資産(債券市場)へ向かいます。

 こともあろうに、イギリスのポンドだけではなく、安定通貨(だったはずの)ユーロにしがみついている必要のない国の人達は他にもいます。

 例えばドイツのマルクだったりフランスのフランです。

 これらの国の人々が、政府の意見どうのこうの以前に、「なんで俺たちだけで支えるのよ。バカばっかりのEUなんてやってらんねーよ。俺達もEUから抜けようぜ。税金納めたくないよ。」と言い始める可能性が高いのです。

 離脱は無くとも、「離脱の不安を煽る空気」がしばらく漂います。 

2)ユーロ頼みのPIGSが危機に陥る

 イギリスがいなくなって、ドイツやフランスの人達も「やってらんねーよ」となれば、EUに残るのはPIGS(ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペイン)等、南欧ののんびりとした借金大国です。

 もともと働きたくない人達が多いですし、ドイツやイギリスに支えられて、やっと借金の一部を棒引きにしてもらって生きながらえている国ですから、「あちゃー」という状況になるわけです。

 例えばギリシャなんかは、つい先日も欧州中央銀行(ECB)で、投資不適格のギリシャ国債を担保として認める特例措置を再開してもらうなど、甘々な措置を取ってもらったばかりです。

 こんな感じで、元々信用もないですから、しっかりした国の後ろ盾が無くなる以上、眠らされている借金問題に飛び火し、信用危機が起きやすくなってしまいます。

 つまりは元EU圏内が、全体的に深刻な不況に陥る可能性が高くなるのです。

 勝手を言ったイギリスも、結果的に自分達の首を絞める結果となるでしょう。

3)安全資産の円が高くなれば輸出企業は大打撃

 そして、非常に残念な話ですが、日本の国際的な評価は「腐っても鯛」というもの、つまり非常に経済的に評価されている国なわけです。

 中国?あいつらの通貨なんか信用出来ないし、韓国?HaHa!笑わせるなと。まともな通貨は日本円とスイスフランくらいだろ。ということで、円高が進みます。

 世界的な資金の流れが一気に安全資産へ向かうわけですから、幾ら麻生さんが一人で「日銀砲、発射!」と叫んだところで、効果は一瞬。

 為替が円高で進むということは、リーマン・ショック以降、日本復活へ向けて躍進してきた輸出企業の業績に、深刻な打撃として加えられます。

 アベノミクスは、輸出企業を後方から援護射撃することで、経済の復活を目指してきましたから、安倍さんも厳しい立場に立たされる可能性が高くなります。

 イギリスが正式にEUを離脱するまでの数年の間で、先進国が足並みを揃えて財政発動と経済刺激策を発動し、解決策を見出す必要が生じます。

じゃあこれからどうすれば良いの?という話

 金融危機に対する解決策が見出されなければ、リーマン・ショック不況の時に似た、深刻な経済危機が起きる可能性があります。

 そんなことはゴメンとばかりに、先進国が足並みを揃えて財政発動と経済刺激策を発動するはずですし、そうならないことを望みます。

 しかし、解決策を見出すまでは、景気も株価も乱高下を繰り返し、「世の中の空気」は自粛ムードに走りやすくなります。

 日本だと、円高でお金を蓄えてきた輸出企業が、まずは自粛ムードに入りやすくなりますから、高いものが売れにくい状況は、予想しておいて損がありません。

 稼ぐだけ稼いで、後は凌ぐぞー!(笑)駄目だったらリストラだ!と(爆)

 政府はこれまで、積極的な投資を行うよう、日本企業へ呼びかけてきましたが、先述の通り自粛ムードに入りやすくなりますので、「お願いします。減税するから投資してください。マイナス金利だし。。」というのですが。

 賢い中小企業は「恩恵も元々ないし、お前らの息がかかった話で(設備)投資なんかやってられっか。悪いがその手には乗らないぜ。自分で生き抜いて立ち続けてやんよ。」となります。

 とはいえ、悪いことばかりではありません。

「困ったちゃんビジネス」が生まれるでしょうし、なるべくお金をかけずに新規事業を始める知恵が生まれるきっかけにもなるでしょうし、停滞期が来た時に安くて良い投資ができるよう、資金を大切に温めて、ビッグチャンスを捕まえる企業も出てくることでしょう。

 節約の精神さえ持っていれば、いつの時も、ピンチはビジネスチャンスとなります。

2016年6月24日

フランス ドイツ スイスフラン 安全資産 金融危機 信用危機 EU離脱 ユーロ イギリス

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