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個人事業主から無理に法人成りしないほうが良い5つのパターン

個人事業主から無理に法人成りしないほうが良い5つのパターン
 個人事業主が法人成りすることは、「成り」という言葉が示すように、ある種のマイルストーンと考える人もいます。会社を設立する場合は、株式会社・合同会社・有限会社など、様々な種類がありますが、どの形態が一番使い勝手が良いのでしょうか?法人成りして会社を設立しないほうが良い5つのパターンも含めて、キミアキ先生が解説してくれます。

合同会社6万円・株式会社25万円の違いとは?

 今日は商売をやるうえで、会社って本当に必要なんでしょうか?という話をしてみたいと思います。

 まず、会社設立にかかる費用の面から考えてみましょう。

 私も会社設立のお手伝いをずっとさせて頂いているんですが、現在、実際によく動いている会社というのは大きく2つに分かれていて、合同会社と株式会社というのがあります。

 表題にも上げた金額の違いは、皆さんご存じの通り、合同会社と株式会社の設立費用の違いなんですね。

 会社を起こす時に、合同会社は6万円あれば出来ます。株式会社も自分でやっても、25万円あれば起こすことが出来ます。

 この設立費用が払えないから合同会社を選ぶという方も多いですし、あとは、合同会社の使い道としては外に出さない会社、いわゆる資産管理会社とかね、要するに名刺も作らないという会社だったら、別に合同会社で良いっていう事ですね。

 それでは、ここから本題の「会社を無理に作らないほうが良い5つのパターン」について、解説いたします。

1:使いやすい株式会社を設立するお金がない

 会社には色んな種類があるのですが、形態別でどの会社が一番使い勝手良いのでしょうか?

 確かにコスト面では合同会社が設立費用が安いのですが、実際の使い易さは、圧倒的に株式会社に軍配が上がります。株式会社の方が断然使い易いです。

 外に出す会社でしたら、とにかく株式会社で作っておけば、あまり問題が発生しません。

 というのも、実は私も昔の法律で、当時有限会社が資本金300万円以上、株式会社は資本金1000万円以上だった時に、この3つの形態の会社の社長をやったことがあるんですね。

 合資会社もやりましたし、有限会社もやりましたが、全部使いにくくて、増資して結局は株式会社にしました。

 本当に当時からなんですが、合資も使いにくい!それでもって、有限も使いにくい!!

 やはり外に出すなら、株式会社が一番使い易いです。

 いつも言うのですが、合同会社を起こすのならば、いっそのこと少し無理をしてでも、「株式会社を起こした方が良い」というアドバイスをさせてもらってます。

2:個人事業はナメられるという考えを持つ人

 なんで会社を起こすの?という話を聞くとですね、「個人事業者だとナメられるから」と、そういう話が度々出てくるんですが、個人事業者であっても、ナメられる事は一切無いです。

 もし貴方がナメられていると感じるなら、個人事業者だからナメられてるんでは無くて、あなた自身がナメられている可能性が高いです。

 個人事業者でもね、めちゃくちゃ大きな会社と普通に取引している人は、沢山いらっしゃいますからね。

 ですから、「個人事業者だとナメられるから会社を設立する」っていうのは、会社設立の理由とは違うんじゃんないですかね。

 結局、会社にした方が本当に良い理由というのは、会社にしたことで従業員を抱えることが出来ることに尽きます。

 個人事業者だと、従業員を抱えるのはなかなか難しいです。やはり、そのような場合は、会社組織を作ったほうが良いですね。

3:法人成り後優秀な人が採用できるか不明だ

 次に、会社組織にして従業員を雇った方が、優秀な人が集まるのか?それとも、独立しているフリーランスみたいな人達と、チームを組んでやった方が良いのか?という、人材の観点で法人成りを検討するパターンがあります。

 会社と個人で、どちらが優秀なメンバーが揃うのか?と考えたときに、ショボい会社を起こして従業員を雇った時に、じゃあその従業員は優秀ですか?と問いかけてみるのは賢明でしょう。

 この部分を、皆さん会社を起こすときに考えないんです。

 会社を起こして、求人出してみて、「なんでウチには優秀な人が誰も来ないんだー!」ってなるんですね。

 実際に走り出してから、皆悩むんです。

 結局、会社という器が有ってもショボい会社というのは、良い人材が元から応募してこないんですよ。

 皆さん悲しくなるぐらいに人事で悩みます。要するに採用で悩む訳で、ひどい所だと採用かけても誰からも、1通も、応募が来ないとかありますからね。

 そうなることが解っているならば、独立しているフリーランスみたいな人達と、チームを組んでやることも一つの手です。

 会社を作るだけが、優秀な人材と仕事をする手段ではありません。

4:良質な金融機関からお金を得られるか不明

 会社設立をするか否かの判断基準で行くと、やはり良質なお金を集められるのか?も考える必要があります。

 お金にも良質なお金と、そうでないものがあります。

 はっきり言っちゃえば、金利の高いお金しか借りることが出来ないっていう会社さんは、設立しない方が良いかもしれません。

 私どもが会計事務所を始めたばかりのときはね、まだ商工ローンがありましたから、とにかく金利がべらぼうに高かったんですよ。

 年間3割近い金利を払いながら、無理矢理経営していた経営者が多い時代も知っています。

 反対に会社を作ることによって、本当に良質なお金を金融機関から集めることができるならば、会社を設立して立派に生きていくというのは有りです。

5:個人でも売上が思ったように立っていない

 自分が一軍を率いて一戦交えたいんだ!だから会社が必要なんだ!と言うのであれば、わかるんですよ。

 最も純粋な理由ですよね。

 自分でメンバー集めて自分の配下にしてですね、一戦交えてやるんだ!っていう戦国武将みたいな方でしたら、これは会社を起こす意味がわかります。

 我々が会社を起こすことを何故ちょっと躊躇するかというと、これ本当の話、起業から3年で大して売り上げも上がらなくて、その会社を持て余してしまうというケースをあまりに多く見てきたからなんですね。

 売上が立たないなら、会社を起こしたって意味がないです。税金を無駄に持って行かれますからね。

 個人事業のままで2000万くらい稼いで小銭貯めて、資本金も結構貯まった。だから、法人にするんだという流れなら、本当に会社を起こす必要があるのか考えても良いんではないかと思います。


 

2016年4月25日

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